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和装の基礎知識(^^)
2012.07.14
こんにちは、ヘアメイクの豊田です。
今回は花嫁衣裳の中で、最近人気の和装についてお話させていただきたいと思います(^^)
まず、白無垢とは神前挙式の場合に着る白い花嫁衣裳のことをいいます。
沢尻エリカさんが着ていらっしゃって人気でしたね☆
全てを白一色で揃えることの意味としては、白=清らか=どんな色にも染まることができる=嫁ぎ先の色に染まります♪という意味合いがあります。
古来日本では、白は太陽の光の色と考えられ、神聖な色とされており、平安朝以来、花嫁衣裳に純白が貴ばれるようになりました!
また、婦人は外出の際に小袖を頭から被くようになり、この習慣が婚礼のしきたりにも定められ、白の小袖を被くようになります。これが次第に江戸時代の綿帽子、今の角隠しへと変容していったのです。
色打掛は、地紋の入った色地に、赤や緑など華やかな色で鶴亀、鳳凰、松竹梅、御所車といっためでたい吉祥模様を刺繍した打掛や、織や染、白地に金糸、銀糸による刺繍や印金・箔などの技法で吉祥文様を現した施した打掛があります。
白無垢より格下の装いでしたが、現在では色打掛も正礼装とされています。
結婚式においては、挙式は白無垢、披露宴は色打掛というパターンが定着しています。
角隠しは「角を隠して夫に仕える」意味を持ち、白無垢、色打掛けの両方でOK。
綿帽子は白無垢のときに文金高島田の上からかぶる袋状の帽子のことで「婚礼が終わるまで花婿以外の人に顔をみせない」意味を持ちます。
そして、懐剣(かいけん)・・・帯に挿す短剣で、白い懐剣袋に入っているものです。。
打掛けは、武家の花嫁衣裳であったことから、「いざという時は自分で自分の身を守る」という意味が込められています。
★抱帯(かかえおび)
打掛けが武家の花嫁衣裳であったことの名残りで 打掛けを着たときに、裾をからめあげるために帯の下のほうに結ぶ、細い帯のこと。
★紙ばさみ(紙入れ)・はこせこ
打掛けの胸もとに挿す刺繍と房の付いた飾りのことです。
もともとはおしろいや紅筆、鼻紙などを入れるために使われた 髪に挿す飾りでかさばらないよう紙ばさみを使用することもできます。
箱迫=常に美しく身だしなみを綺麗にするという意味が込められています。懐中鏡などをいれ、とじ帯には香袋がついています。
★かんざし・こうがい
髪飾りです。4本刺しが基本ですが、6本にするとより華やかさを演出できます。
★末広(すえひろ)
打掛けを着たとき、手に持つ扇子。「末広がりに幸せになるように」という意味があり親族の留袖にも用いられます。
★振袖(本振袖)/引き振袖(お引きずり)
振袖は未婚の女性の第一礼装なので、振袖を着る最後のチャンスが結婚式となります。
裾を引きずる振袖を引き振袖といい、黒地を中心にカラフルな引き振袖が増えています。
日本人だからこそ和装♪是非この機会に来てみては!?
最近では洋髪で和装をお召しになられたり、色打掛も鮮やかでモダンなデザインがあしらわれているものが多くございます。
当日は難しいとお考えの方は、前撮りの時に是非お召しいただけたら、きっと一生に一度の素敵な思い出になること間違いありませんよ!(^^)!